wordpressのプラグインの実行の仕組みはシンプルです。
- 実行したいコードをphpの関数として実装する
- wordpress側に呼び出してもらう
だけです。
プラグインの1例
まずは1例として、画面のフッター領域に「Hello Dummy」と表示するだけのシンプルなプラグイン dummy.php を作成しましたのでご覧ください。
実装内容
dummy.phpの実装内容
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<?php /* Plugin Name: Hello Dummy Description: Dummy Plugin For WordPress. Version: 1.0.0 */ /* Hello Dumy メイン処理 */ function print_dummy() { echo "Hello Dummy!"; } /* アクションフック登録処理 */ add_action('wp_footer' ,'print_dummy'); ?> |
コーディングの内容は
- 9~10行目で「Hello Dummy」と画面出力するコードを関数print_dummy()として実装
- 14行目でプラグインAIP add_action()を使ってfooter領域の描画タイミングで実装した関数print_dummy()を呼び出してもらうように登録
※ファイルのコメント部分にもプラグイン登録の為の意味があります。プラグイン登録については超簡単!WrodPressプラグイン登録をご参照ください。
ファイルの配置
このソースファイル dummy.php をサーバー上のプラグインフォルダに配置します
実行画面
プラグインを有効化して、サイトの表示をすると以下のように画面の左下に「Hello Dummy!」の文字が表示されます。
処理の流れ
まずユーザーがサイトを訪れるとWordpressに含まれるindex.phpが起動します。 そこから、内部モジュールやテーマなどと一緒に、プラグインも読み込まれてプラグインファイルのコードが実行されます。
このサンプルではadd_action()を使ってprint_dummy()を登録する処理が実行されます。(print_dummy()は関数定義なので、print_dummy()そのものはこのタイミングでは実行されません。)
その後、footerを描画するタイミングになるとprint_dumy()呼ばれて実行されます。
関連図
プラグインAPIについて
サンプルではプラグインAIP add_action()を使って、footer領域の描画タイミングで、実装した関数が呼び出されるように登録ましたが、それ以外にプラグイン呼び出しの為のパラメータやAPIが色々用意されています。
また、テンプレートからphpのコードとして呼び出してもらう為に、単に関数だけ定義するテンプレートタグと言う実装もあります。
関連するWordPress Codex 日本語版のページを載せておきますので、ご参考までに。
プラグインの作成
プラグイン API
テンプレートタグ
まとめ
また、APIやパラメータなどはいきなり全て覚えるのではなく、必要な時に必要な情報だけを調べて使いながら覚えていくのが効率的だと思います。